「建物の心臓」を放置していませんか?給水ポンプ故障が招く「全戸断水」リスクと対策
更新日:2025年10月03日
みなさん、こんにちは!
新・大家ライフスタッフの春田です!
いつも弊社のブログをご覧いただきありがとうございます。
皆様がお持ちの物件で、入居者様が毎日快適に生活するために欠かせないのが「水」の供給設備です。特に、マンションやアパートなどの集合住宅では、「給水ポンプ」がその重要な役割を担っています。
今回は、オーナー様があまり意識されないかもしれませんが、空室対策や資産価値維持に直結する「給水ポンプ」の重要性と、適切な管理方法について解説します!
- 給水ポンプとは? なぜ重要なのか
集合住宅では、水道水を高い階まで安定して供給するために、多くの場合、給水ポンプが使われています。
このポンプは、言わば「建物の心臓」です。
【役割:重要性】
水圧の維持:高層階でもシャワーや水栓から勢いよく水が出るために不可欠。
断水の予防:ポンプが停止すると、建物全体で水が使えなくなり、入居者様の生活が完全にストップします。※最大のクレームにつながります。
水質の維持:ポンプや配管の劣化は、水のニオイや色に影響し、衛生面での問題を引き起こします。
- 放置は危険!給水ポンプの寿命とサイン
給水ポンプは精密機器です。寿命は一般的に10年~15年と言われています。
この寿命を超えて使用し続けると、突然故障するリスクが非常に高まります。
【故障のサイン:入居者様からのクレーム例】
異音・振動:「最近、夜中に機械室から変な音が聞こえる」
水圧の不安定:「シャワーの途中で急に水圧が弱くなることがある」
頻繁なON/OFF:ポンプが細かく頻繁に作動し、電気代の増加や部品の早期摩耗につながる。
サビ・水漏れ:ポンプ本体や配管に赤茶色のサビや水のにじみが見られる。
これらのサインを見逃さず、「まだ動いているから大丈夫」と過信しないことが、オーナー様にとって最も重要なリスクヘッジになります。
- オーナー様が取るべき「給水ポンプ管理」の2つの行動
給水ポンプの適切な管理は、「予防」が全てです。
▽行動① 計画的なメンテナンスと点検
定期点検の徹底:
専門業者による年1回~数回の点検を必ず実施しましょう。部品の摩耗や小さな異常を早期に発見できます。
消耗品の交換:
特にパッキンやベアリングなどの消耗品は、寿命が来る前に計画的に交換することで、ポンプ全体の寿命を延ばし、突然の故障を防げます。
▽行動② ライフサイクルコスト(LCC)を考える
設置から10年を超えたら、交換時期の計画を立て始めましょう。
突然の故障による緊急交換は、費用が高くつき、断水期間も長くなりがちです。計画的な交換(予備交換)を行うことで、費用も安く、断水リスクも最小限に抑えられます。
新しいポンプは、省エネ性能が向上しているため、電気代が節約できるというメリットもあります。
まとめ
給水ポンプは目立たない設備かもしれませんが、その役割は非常に重要です。
ポンプを健全に維持・管理することは、入居者様に「水のある安心な生活」を提供し続けることであり、結果として長期的な入居率の安定と物件の資産価値維持に繋がります。
給水ポンプの点検記録や設置年数など、ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください!
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