なぜ増える?どう防ぐ?まさかの「エアコン室外機」盗難にご用心!

みなさん、こんにちは。新大家ライフの石原です。
今回は、近年ひそかに増えている「エアコン室外機」や「給湯器」の盗難についてお話しします。
普段あたりまえにそこにある設備だからこそ、被害に遭って初めて大きな損失に気づくもの。
背景にある社会的な動きと、大家さんが今日から実践できる対策を、わかりやすくまとめました。
■ 金属価格の高騰と「金属盗対策法」の施行
特に狙われやすいのは、賃貸住宅の1階や放置された空き家。
犯人は工事業者を装って敷地内に入り込み、少人数で短時間のうちに室外機や給湯器を外して運び去ってしまいます。
背景にあるのは 金属価格の高騰。
太陽光発電施設でのケーブル窃盗と同様、盗まれた室外機は金属買取業者へ売却されているとみられています。
こうした状況を受け、今年6月には
「盗難特定金属製物品の処分の防止等に関する法律(金属盗対策法)」
が成立。9月から一部施行され、
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正当な理由のない金属切断工具の所持禁止
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今後、買取業者への規制(届出制・本人確認・取引記録の義務化)
など、金属くずの流通そのものに対する対策が進みつつあります。
■ ワイヤー固定・防犯カメラで「盗みにくい環境」を
国の対策が進むとはいえ、現場レベルでの自衛も欠かせません。
効果的な対策例は以下の通り:
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防犯カメラの設置
侵入抑止として非常に有効です。 -
ワイヤーロックや金属チェーンで固定
簡単に持ち去れない工夫が重要です。 -
室外機カバー・防護ケージの設置
盗み出すまでの手間が増えるため、犯人が敬遠しやすくなります。
植木鉢を置けるデザイン性の高いカバーなら景観も損ないません。
ちなみに海外では、防犯目的で 室外機を1階でも「吊り下げ設置」する 例もあるのだとか。
日本で一般化してほしくはありませんが、盗難防止の観点では確かに効果的な方法の一つです。
エアコン室外機の盗難は「まさか自分の物件では」と思われがちですが、被害は確実に身近なところまで広がっています。日頃の小さな備えが、大きな損失を防ぐ最善の策です。
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